大好き、大嫌い、無関心

視線の先、いつもキミばかり
気付いてよ　早く
だってもう限界超えそう
胸が苦しいんだよ　助けて？

視線の先、いつもキミ
気付いてないでしょ
だって関心なしなんだし
そろそろキミを壊しちゃうかもね？

キミらの視線　いつも突き刺さってる
本当に止めてくれないかな
僕だって暇じゃないし
キミ達に関心持つ暇さえ惜しいんだ

三人みんなバラバラの感情で
二人はおんなじ強い思いで
一人は二人と真逆な思い

だって好きと嫌いの対義語は
『無関心』なんでしょう？

「大好きだよキミの事」
一人は笑って囁いて

「大嫌いだよキミの事」
もう一人も囁いた

「どうでもいいよ、そんなこと」
最後の一人は否定した

一人は泣いた
もう一人は怒った
最後の独りは変わらず去った

虚しいでしょう？
人間なんてそんなもの
だって関心ないものには
本当に冷たいんだもの

独りは笑ってつぶやいた
「キミ達二人は可笑しいね」
最後に嗤うは独りだけ
最後に笑うは独りだけ