![ジャケット](/r/images/card/600/miku.png?20241011)
冷たい窓に映る 街照らす灯りが
地平まで伸びる影を残していく
一つ一つ辿ることに 無意味を覚えて
不確かな音を立てた
遠く波間に消えて
振り向けば何もない
きっと先に行ってしまった
心配するほど脆く危うい
足を伸ばして届かせて
さらけだしてしまえば もう聞こえない
風の音も 止まない喧騒も
輝く瞳の奥 宝石が壊れる前に
檻の中に閉じ込めてしまおう
星空藍く曇る 雪降らす街並
一人一人急かすように
僕の前を過ぎて行く
笑っていた いつから?
淋しさも諦めていた
もしもの世界に想い描いた
希望汲んで 一つずつでも
変わってしまえば もう見えない
帰る場所も あの頃の憧憬も
掠れたこの声が 言葉を失う前に
一度だけでいい 触れさせて
約束も置き去りにして
歩いてきた自分が
あまりに惨めに見えて
夜の静寂に紛れ 一人涙こぼす
幼いあの日の臆病な自分は
今でもこの胸に焼き付いている
溢れだす未来と その狭間で
この気持ちが 悲しみのすべてだと
震える脚に込めた 力が解けていく
どうしてだろう 終わりが見えた
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アシアト(off vocal)
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