何もできなかった 私を許して
役に立てず 貴方のお願い叶えてあげられなかった
こんな私だけど 好きだって言ってくれる 貴方は
優等な 鷹のよう
私なんて 1人じゃ何もできない すぐ死んでしまいそうな
か弱い 蟻だもの
翼ひろげた 大きなマントは
今にも 引き裂けそうな ボロ切れを追い抜かして
消えてゆくその姿は 涙よりも強かった
私の心の中に 頑丈な孤独が生まれた
何かを成し遂げた あの頃はいつも
自分を信じて ただ普通に生きていたのに今はもう無理なの
こんな性格だから 駄目だって叱られる でも貴方は
尊敬されているよね
私はほら 自分が情けなくて すぐ諦めてしまう
皮肉な 悪魔なの
太陽に光る 潤ったハートは
積み重ねても 何もならない ゴミくずを駆け抜けて
突風に煽られ舞い散る私は 幸せよりも遠く険しい
愛でも壊せないの 鎖で巻かれた憎しみが解けない
蟻もボロ切れもゴミの山も
貴方には及ばないのよ
そんな私を見て 笑ったりしないの?
どうせとか 思ってるんでしょう
なんで泣いてるのよ 貴方は
私を抱きしめて
誇れる鷹は 不要な蟻を
強く暖かく 包んでくれたんだ
今にも消えそうな私を 助けてくれた
私の心の中に潜んでいた苦しみが いなくなった
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