あれをしなさい、これをしなさい、
いっつも誰かの言う通りして。
あれもやりたい、これもやりたい、
感情は全て消え失せた。

いつまでこうしてやってんだろ。
形だけでも笑う、哂う、嗤う。
誰も見ていないところでこっそり、
自分自身とわらってるよ。
いつまでこうしてやってんだろ。
形だけでも「優等生」
誰も見ていないところでこっそり、
綺麗な壁にラクガキを。

「いい子、いい子、いい子、いい子」
頭の中でふわんふわんと。
「いいよ、いいよ、いいよ、いいよ」
嘘をつくのはもう止して。

あれをしなさい、これをしなさい、
いい加減さぼってみてもいいですか。
あれをやりたい、これをやらせて、
そんな言葉なんてもう忘れたよ。
公園、ブランコ、無邪気に笑う、
「私」を見つけた夏のある日でした。

いつからこうしてやってんだろ。
頼まれたことに生返事。
誰か見ていてもお構いなしさ、
自分自身をわらってるよ。
いつでもこうしてやってんだろ。
形も中身も「劣等生」
誰か見ていてもお構いなしだよ、
汚い心にラクガキを。

「いいと、いいと、自分、聞かせ」
虚しくなってぐわんぐわんと。
「いいよ、いいよ、いいよ、いいよ」
偽善者ぶるなよお前はさ。

あの子が羨ましい、(お前が羨ましい。)
プレッシャーに潰され、(落ちこぼれていくだけ。)
それでも私だって、(そんな僕だけれども。)
必死に生きているんだ。

あれをしなさい、これをしなさい、
いっつも誰かの言うとおりにしてた、だけど、
公園、ブランコ、無邪気に笑う、
「君」と見つけた夏のある日でした。

落書きじゃなくって、楽描きを。
劣等感は、全て壊した。