果ての森 (はてのもり)
『むかし…むかし…』森は 語りし
暗き森に落ちる木漏れ日 くらきもりにおちるこもれび
咲いた菫愛でる人なし さいたすみれめでるひとなし
苔むす石碑が語るいにしえ こけむすせきひがかたるいにしえ
栄えし古都は草の下朽ちゆく さかえしことはくさのもとくちゆく
遠き春の陽 とおきはるのひ
乙女の恋の行方を おとめのこいのゆくえを
知るは樫の古木だけ しるはかしのこぼくだけ
忘れられた花の一片 わすれられたはなのひとひら
西の風が木々を吹き抜け にしのかぜがきぎをふきぬけ
星をうつす泉ゆらめく ほしをうつすいずみゆらめく
ドリュアスの髪なでた若者も どりゅあす(木の精霊)のかみなでたわかものも
ナイアスにくちづけた猛き人も ないあす(泉の精霊)にくちづけたたけきひとも
どこへ消えたか どこへきえたか
悠久の時の中に ゆうきゅうのときのなかに
静かに森は佇む しずかにもりはたたずむ
果ての森に蕾ほころぶ はてのもりにつぼみほころぶ
コメント1
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ご意見・ご感想
necobit
ご意見・ご感想
今回は私の書いた曲に素敵な歌詞を書いてくださいまして誠にありがとうございます。
この曲につきましては他の方が書いてくださった歌詞を採用とさせていただきました。
情景も浮かびやすく、変に感情系でない部分もすてきだったのですが、
妖精などが出てくるところが今回のイメージとは少し違ったのですが、この辺りは
私の説明不足もあり申し訳ございません。
もしまた機会がありましたらご応募くだされば幸いです。
ありがとうございました。
2016/01/11 19:25:56