それは北風しみる冬のこと
摘まれた花が褪せるように
未来皆無な僕の生
白い四角い部屋にいて
まだ咲かない桜の木、見つめてる
そっとドアを開く音
君が笑ってた
あと少しで君、ひとりぼっちに
そんな僕をどうか許して?
君の中の悲しみ全部
僕がまとめて持って逝くよ
少しずつ弱っていくカラダ
それでも君、そばにいてくれた
独りじゃない、教えてくれたね
細い君の肩でさえも
支えられなくなった僕の両腕脆く
「春になったら
桜を見に行こうね」って。
涙目で笑う君に
「ごめんね」って
自らの運命(さだめ)すら変えられない僕
そんな僕のために泣かないで
言葉足らずな僕にはもう
君の笑顔つくれない?
下がる体温 揺らぐ視界
「お疲れ様…」涙に濡れた君の声
大好きな優しい君「ありがとう」
君だったから変われたよ
君といたからたえれたよ
君がいたから僕は、僕は…
世界で一番幸せだった
君をおいてく僕なんて
さっさと忘れて笑ってよ
でも年に一度だけ、一度だけ、重ねてよ
散りゆく桜に僕の影
摘まれた花が褪せるまで
人に笑顔与えるように
僕は君に何かしてあげれた?
これからも僕ずっとずっと
見守ってるよ、君のすべて
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