春霞 2018/1


決めてたのよ いつか来る別れの日は
決して 泣かないで手を振ると
練習したのよ 君が背を向けるまでは
笑顔 絶やさずに見送ると
困らせてしまわぬように

ただそれだけのことが難しくて
時計の針は忙しなく螺旋描く

淡い色に着飾られた 見慣れた街並み
背を向けて歩き出す君の
肩にひらり花が落ちて 景色に溶けてく
此処に居た記憶を連れてくように


言えなかったよ 過ごした日重ねる度
募る あたたかな恋心
たぶん今日も 上出来な振る舞いなど
遠い 理想像 それでも尚
君の顔 焼き付けたい

目が見えなくなるくらいくしゃくしゃにした
精一杯の笑顔には可笑しい涙

淡く染まる君の背中 ひらひら舞う花
大丈夫 見られてないから
行き先には無限の夢 未来を踏む街
此処に居るわたしを残したまま


淡い色に染まりきった 君は春霞
残るのは まだ消えない影

さようならは言わないから また逢える日まで
此処に居た軌跡を辿る日まで

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

春霞 / 歌詞

オリジナル曲「春霞」の歌詞です
http://www.nicovideo.jp/watch/sm32886575

閲覧数:1,006

投稿日:2018/03/15 21:56:37

文字数:450文字

カテゴリ:歌詞

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