─赤い月が昇った夜に 私は人間になれるの
長い髪を束ねたら 遠い君に会いに行くよ

足と引き換えに声を失い それでも君を
思った 願った 好きと気づいた─

声失った人魚姫 まるで壊れた私みたい
好きな者のために身を尽くし
身を捧げ犠牲にしてきたの でも
短い幸せの形と蔑まれた視線に怯え
それでもあなたは受け入れた
泡になって消えゆく運命(さだめ)を


歌うために生まれてきた 私にはとても耐えられない

この世界には存在しない それでも私は
歌える 踊れる 君と出会える

この手を握ることさえも難しい次元の私も
歌があるから生きてこれたの
生きる意味を見つけてくれたの
1つ1つの音の欠片を繋ぎ合せて歌にしたら
「あとは私の出番だね」
あなたに届ける声になります


この話には続きがあってね
消えた彼女を助けて想い人と
結ばれたんだって

そんな都合のいい話が本当にあったかは知らないけど
神様がちょっと気を利かせてくれたらハッピーエンドだね
なんて考えてしまう私はちょっと臆病なのかもしれない
彼女と同じくこの私も消える運命(さだめ)の上に在るから

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

mermaid

さまざまな作り手が、さまざまな見方で初音ミク自身を歌った歌というのが作られてきましたが
実は私、初音ミク自身を歌った曲って1つも作ったことがなかったんですよね

なので、まぁなんというかこれもいい機会だなと思って頭文字Mとひっかけたタイトルと
その内容から初音ミクに強引に結び付けたような形にしてしまいました

曲の進行具合によっては歌詞を付け足す可能性はあります

閲覧数:49

投稿日:2012/02/09 13:04:12

文字数:480文字

カテゴリ:歌詞

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