柔らかな昼の中
傘を差し立ち尽くす
降りかかる眩しさは
どうにも憂鬱で

ステンドグラスに刻まれている
理想を詰めた箱庭に
僕の姿は映されているか
祈りに似た声が零れる

この痛みも苦しみも
全て模倣だとしたら
僕自身は一体どこに
「僕」を持っているの
教えてよ

ゼンマイの心臓は
止まる事拒み続け
傷ついたこの身をまだ
引きずり動かす

誰の姿もない教会の中
砕けたガラスを握る
血は流れないそれでも痛みは
確かに僕の中で響く

定められたシナリオが
残酷な舞台の上でも
僕自身は「僕」自身だと
今ここで生きていると

柔らかな昼の中
拾い上げ見たものは
落とす事無いはずの
涙の跡だった

滲んでいたレンズ越しの
とめどなく混ざり合う世界
ああそうか生きているんだ
僕も世界の一部だ
この痛みも喜びも
全て模倣だとしても
今確かに感じられた
僕の情動を

箱庭に溶け込んだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

Imitation 歌詞

歌詞です

閲覧数:129

投稿日:2019/12/02 21:23:52

文字数:389文字

カテゴリ:歌詞

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