花束に名前を添えて
叫んだって届かない
分かりきったことだけど
それでも枯れるまでは
枯れるまでは
銀幕の先なら拍手を贈る
そんな物語は信じてなかった
ペン先だけで紡がれる世界
そんなもんだと思ってた
暗転というならそれでいい
闇が瞼におちたのだから
そして頬を伝う一筋は
雨を降らすだけだった
醜いというのがお似合いだ
流れて行かない感情は
環状になってグルグルと
回り続けてしまうだろう
花束に名前を添えて
叫んだって届かない
分かりきったことだけど
それでも枯れるまでは
枯れるまでは
頼りない僕だったね
零したって拾えない
抱きしめた君の温度
早く忘れたくて
忘れたくなくて
星に手を伸ばす僕は
何処か子供みたいで
それなら僕を
その温もりで
もう一度
花束に名前を添えて
叫んだって届かない
分かりきったことだけど
それでも枯れるまでは
枯れるまでは
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