ある日
君が散って夜が咲いて
それだけなのに消費世界が苦しくて
ただ君のいた影を眺め続けていた
君はまるでもとからいなかったみたい
僕以外の記憶に誰ひとり残ってなくて
歩き疲れてひとりで泣いた
魔法みたいな春が来る
君が生きた証が消える
それだけなのにこんなに胸が痛くて
花瓶に挿した1輪が満開になって
黒くなって萎れていく
ある日
君を思い出せず過去になった
鮮明だった亡霊もどきはどうかな
ただ君が咲かせた花を見ていた
人の記憶はあまり頼れないみたいで
最後の僕の記憶も淡くなり散っていく
泣き疲れてひとりで眠った
魔法みたいな春でした
君の居た証が消える
それだけだからこんなに忘れていく
花瓶に挿した1輪の存在が白になって
背景と同化する
魔法みたいな春だった
君の全てをもう一度見たい
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