ある日
君が散って夜が咲いて
それだけなのに消費世界が苦しくて
ただ君のいた影を眺め続けていた

君はまるでもとからいなかったみたい
僕以外の記憶に誰ひとり残ってなくて
歩き疲れてひとりで泣いた

魔法みたいな春が来る
君が生きた証が消える
それだけなのにこんなに胸が痛くて
花瓶に挿した1輪が満開になって
黒くなって萎れていく


ある日
君を思い出せず過去になった
鮮明だった亡霊もどきはどうかな
ただ君が咲かせた花を見ていた

人の記憶はあまり頼れないみたいで
最後の僕の記憶も淡くなり散っていく
泣き疲れてひとりで眠った

魔法みたいな春でした
君の居た証が消える
それだけだからこんなに忘れていく
花瓶に挿した1輪の存在が白になって
背景と同化する


魔法みたいな春だった
君の全てをもう一度見たい

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

魔法みたいな春だった

君の存在が魔法みたいに消えてしまう。
忘れたくないのに、人の記憶というのは曖昧で。

閲覧数:13

投稿日:2025/03/26 07:34:31

文字数:355文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました