夢を見ていたの
幸せな夢
希望とか愛情とか
光に囲まれた
幸せな夢

私は笑い
皆も笑い
小鳥は唄い
世界は踊る

幸せ者と勘違い
生きていいと驕って
焦がれた青空
今にもほら
手に届きそう

抱いてもいいの?
描いてもいいの?
稚拙な夢を
幸せな未来を
愛してもいいの?
信じてもいいの?
大好きな君を
素晴らしい世界を

何故か涙が零れそう
幸せなのにね
幸せすぎるくらい
望みがこんなにも近く
手を伸ばせば届きそう
おいでよと誰かが呼ぶ
私の名前を軽やかに
唄うように誘ってくれる

大好きな君
素晴らしい世界
唄う小鳥
踊る草花
ああ
手を取り
こちらに笑いかける
待って
待ってよ
もうすぐ届くから
駆け足で私は彼らの下に
焦る心が右手を伸ばす

夢を見ていたの
幸せな夢
希望とか愛情とか
光に囲まれた
幸せな夢

瞬きを一度しただけで
輝きは薄れ
世界は変わり
見慣れた天井が
私を迎える
無情にも鳴り響く
鈴の音が朝を告げた


何故か涙が零れた


灰色に染まった世界
現実が私を揺り起こす
あくまで夢
夢だったのよ
幸せすぎるくらいの幸せ
不相応さに気が付けば
夢の中での目覚めを
迎えることが出来ただろうに

足掻くように
虚空に手を伸ばした
誰かが握り返してくれる
そんな夢想を抱いて

誰もいない部屋
何を期待していたのだろう
幸せ芝居の終幕は
とうに訪れているというのに

いつもより深まった闇に
身を委ねながら
私はもう一筋
涙を零す
静かに
静かに
絶望を噛み締めるように

夢なんて見なければ
気付かなかった不幸
深層心理を恨みながら
私は呪詛を吐いた

冷たい世界に
焦がれた夢に
抱きたかった希望に
届かない幸せに

まだ光を望んでいた自分に

嫌気がさして溜息一つ
吐いて私は


何故か止まらない涙を
もう一度だけ
零した

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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夢想

これはハッピーなのを書こうとしていつの間にかこうなった作品←
…人生ってままならないことばかりだよねっ←

閲覧数:115

投稿日:2009/11/23 21:04:02

文字数:782文字

カテゴリ:歌詞

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