恋しいと 慕う女心を裏切るならば
熱く燃えるこの思い 鬼にも蛇(じゃ)にもなりまする


若き美形の僧一人 熊野権現 詣でるために
宿を借りたが 二人の出逢い
美しき顔と優しさに 宿の娘 清姫は 
一目で恋に 落ちてゆく


膨らむ思い打ち明けて 僧の帰りを 待ちわびる日々
熊野詣でを 終えたら逢える
僧との約束内に秘め 宿の娘 清姫は 
嘘とは知らず 帰り待つ


めらめらと 燃える炎消せずに 待つ身の辛さ
たとえ鬼になろうとも 地獄の果てまで参ろうぞ


僧の断り耳にせず 想い叶うと ひたすら信じ
帰らぬ僧を 待ちくたびれて
執念と化し蛇(へび)となり 宿の娘 清姫は
大蛇となりて 川渡る


大蛇となりし娘見て 僧は逃げ込む 道明寺へと
我が身を隠す 釣り鐘の中
口から火を吐き血の涙 蜷局(とぐろ)巻いて 清姫は
鐘ごと僧を 灰にする


灼熱の炎 歪んだ愛情
悲しき女の情念は 身も心も焼き尽くす


恋しいと 慕う女心を裏切るならば
熱く燃えるこの思い 鬼にも蛇にもなりまする


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

道明寺 (仮)

有名な道明寺伝説の悲恋を歌詞にしました。
清姫の一方的な愛ですが、愛情が執念に変わる
女の怖さと一途さを感じました。
僧の安珍(あんちん)さんは、可哀想な気がしました(>_<)
出家し、修行中の身でしたから…。

ボカロはミクさん以外でも構いません^^

宜しくお願いします(*^_^*)

閲覧数:129

投稿日:2011/10/23 00:40:50

文字数:451文字

カテゴリ:歌詞

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