すれ違う人の波の中で
ぽつりと佇む一人
傾いた夕陽が街を照らす

目的や目標なんかは
どっかの掃き溜めに置いてきた
今の僕には何もない
かつての誇りさえ失ってしまった

僕は多くの夢に埋もれている最中
代わりはいくらでもいるからさ

今日も 限りなく続く日常の中で
僕はまだ大人になりきれない
少しは自分を好きになれたかな
あの頃の気持ちに戻れるかな
想いは誰にも届かないまま

すれ違う人の波の中で
ぽつりと佇む一人
路地裏の猫が鈴を揺らす

罪重ねてきた過去と
あまりにも眩しすぎた未来は行方知れず
道端のポピーが無言で
やさしく微笑むから苦しい

「無理に笑うのはもうやめてよ
あなたと見る夕焼けが一番美しいよ」

今日も 限りなく続く日常の中で
僕はまだ大人になりきれない
周りを見渡せば惨めなだけさ
世界の泡色に溺れていく

騙し騙しに日々を過ごしてきたよ
君には理解されないかもね
それでも君を愛すことが許されるなら
すべて許された気がして

誰かの歌で救われた夜がある
顔も名前さえ知らないけれど
それだけで今日も私は元気に朝日を浴びる
嗚呼 足を踏み出していく
誰かと繋がっていける
そんな日々ーー

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Dream~羽化するとき~

テーマは「夢を追いかける男の子がかつての初恋相手に捧げる唄」。

最後のサビからは女の子視点になっています。

閲覧数:192

投稿日:2015/10/10 14:13:00

文字数:511文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました