A
余すことなく知ろう
意義を意味をその味を
噛み砕いた感触
その快感に溺れる

B
溢れ出す命の輝きに
賛美歌を咀嚼音で奏でる
無骨な銀のナイフも要らない
自らの手掴みで千切って剥いで
痛みを味わうの

S
ありきたりな悲鳴ね
騒がしいから首筋にキスをする
痣も残らないほど愛でてあげる
華麗に残酷に嗜む晩餐で


A
厭かすことなく炒ろう
四季を四肢をその愛を
焼き折れる福音
その胎動に微睡む

B
焙り出す命の輝きに
賛美歌を咀嚼音で愉しむ
簡素な鉄の内腑も雪いで
自らの唇で千切って鞣し
痛みを高めるの

S
ありきたりな悲鳴ね
窘めるから指先で抉り出す
愛も遺らないほど遊(すさ)んであげる
苛烈に号哭に埋み火炎上し


C
愛と食欲、知欲に雑じった
言葉も少なく
額に祝福を
灰になる悋気 口遊む 咀嚼音に

LS
ありきたりな悲鳴ね
騒がしいから唇を疵付ける
後も残らないほど愛でてあげる
華麗に残酷に焼け落ちる晩餐で

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

ドゥミソバージュ

「祝福を…………」

久しぶりの投稿です。
たまに書ける時があって、その中のちょっと昔のを。

閲覧数:85

投稿日:2023/04/11 23:52:48

文字数:417文字

カテゴリ:歌詞

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