幼い時に見た
アコーディオンの弾き語り
それが忘れられなくて
せがんだ日もあった

「いつかおとなになって
 おかねもちになったら
 ぜったいかうんだ」

憧れのアコーディオン
セピア色の旋律(おと)が
僕の心 無限 反響(エコー)
眠っても目覚めても

追憶のアコーディオン
その弾き語り手は
旅をしてた
青い目の綺麗な異邦人(ひと)だった

だけど嵐が来て
みな飲まれて消えた
一人だけ残った
僕に彼が言う

「いつかおとなになって
 ぼくのかわりにひいて
 きかせて────」

置き去りのアコーディオン
僕はまだ子供で
正義だとか 平和だとか
理解できなかったけど

大好きなアコーディオン
彼がもう居ないこと
こんな悲しい正義なら
僕は独りでいいよ

憧れのアコーディオン
セピア色の旋律(おと)は
僕の手から 奏でられ
思い出を呼び覚ます

大好きなアコーディオン
大人になった僕
今までも これからも
『あなた』を弾き続ける

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

the promise of accordion

ベーベー。

閲覧数:62

投稿日:2011/12/04 18:10:34

文字数:419文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました