起き抜けに見つめる膝頭
いつもの暇潰しだ 何にもせずにいたいから
何をするにも気が向かない
筆を取ることを忘れていた

いつからか無気力になって
何もしてないから置いていかれた
努力が足りないから塵は土の中
これでも真面目なんです
親にはそう言われました

さあ、道の恥をあけなさい!
なんにも成せない罪のお通りだ
僕は7つのうち2つだけでできている
そのうち一つが怠惰だ 笑っちまうよね
何にも満たされないのに怠けてさ
成し遂げた気がしているのはいやなんだ
今日くらい望み通りになったっていいじゃないか

起き抜けに開くネットニュース
ただの情報収集だ すごいって言われたいから
雑学を覚えるのはいい
疲れずマウントが取れるから

いつからか感謝を忘れて
さも当然のように鎮座している塵だ
呆れられるとしても知ったことか
これでも謙虚を信奉しています
それが善い人だと思っていたから

さあ、王の道をあけなさい!
ふんぞり返った業のお通りだ
僕は7つのうち2つだけでできている
その片方が傲慢だ ほら、嗤っちまうよね
何もしていないのに偉そうだ
何もしなくても満たされろよ
今日くらい望み通りになったっていいじゃないか
一人くらい僕を認めてくれたっていいじゃないか

起き抜けに仰ぐ天井
深くつくため息 もう、どうしようもないや
僕の苦しみは他人にはわからない
アドラーがそう言っていたんだ

いつからか向上心を失った
理想だけで生かれる世界になるといいな
どうせ叶うはずもないけどさ
これだけ 不満吹きこぼし
結局何も変われないんだね

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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  • オリジナルライセンス

吹きこぼれ

「吹きこぼれ」とは、教育用語としては、優秀な児童・生徒がはみ出してしまうことを意味する。これを、自分をやらないだけの天才だと勘違いする人間の怠惰と傲慢に例える。
 豆乳は加熱すると薄い膜を張り吹きこぼれやすくなる。これを、沸騰した感情に例える。

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投稿日:2022/11/18 18:47:54

文字数:669文字

カテゴリ:歌詞

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