水面(みなも)に映る夜空は 星が瞬いて
雲間に隠れて消えた 半分欠けた月

揺らぐ光 闇に融け 瞳濡らした涙

見知らぬ故郷に馳せる つのる想いは空っぽで
心に覚える痛み それは愛おしさで
私の居場所は何処?


水芙蓉(みずふよう)小さく揺れて 蛍火(けいか)が飛び立つ
雲間から姿見せた 丸く満ちた月

闇を照らす 淡い光 瞳映した都

穢れた地と言われても 私には唯一の場所
心より慕う貴方 傍にいたいのです
別れの時が近づき 月の民と空へ帰る
貴方は贈った文(ふみ)を 詠んでくれたかしら…
山頂煙が昇る



ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

月姫

佐久羅ゆきさんの素敵曲(http://piapro.jp/content/srb5et0fdvpfpm9s)を聴いて歌詞を書いてみました。

タイトルの通り、かぐや姫を前面に押し出している感じの歌詞になってます。
故郷に帰りたいという帰巣本能と、自分を育ててくれたおじいさんや恋い慕う帝と離れたくないという想いの間で揺れてる心情を歌詞にしてみました。

最後の方の『詠む』というのは、本来は『読む』という漢字が正しいのでしょうが、今回は帝と和歌のやり取りをしていたとい話から贈った文の返事の和歌を詠んでくれたのか?と、文を読んでくれたのか?という二つをかけて漢字はあえて『詠む』の方にしています。
最後の『山頂煙が昇る』は不老不死を薬を燃やしたという話から来ています。

閲覧数:176

投稿日:2010/12/02 22:27:47

文字数:261文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました