廻る音と巡る時間(トキ)に積もる白雪
噛み合う歯車　淡々と刻まれる暗号(コード)
見紛う程に開く　白(ハナ)

潰れそうな位の　音(鼓動)
キミ　と　ボク　は
仄かに色付く椿(ハナ)の紅い糸で繋がった

たとえ明日(世界)が　(たとえ他人(奴等)が)
僕等を嘲笑(わら)おうとも　(歯車を閉ざそうと)
此の歌(ココロ)は　(此の絆は)
止められない　(途切れそうにない)

控えめに見せる表情の裏側で
“キミ”を求める淋しがり屋が瞳に現れる

「…Satisfactory pretty boy, dear....」

揺れる鼓動(ココロ)響く声に溢れる無色(ナミダ)
雑じらぬ円盤　滔々と流れる思い出(アルバム)
柔らかに塞ぐ　黒(息)

壊したい程の　激情(想い)
オレ　と　オマエ　は
決して交わらぬ対称性(器官)の楔に阻まれた

微かに色付いた　(淡く揺らめいた)
椿(ハナ)の色に惹かれても　(想いに心寄せても)
結ばれない幻想(夢)は　(君の接吻(口付け)は)
重みを増す　(優しいだけ)

冷ややかに見つめたその奥で
失う事を恐れるオレが姿現した…

「Crazy....It's never allowed. You...ッ…」

雑じる事ない　触れられない
禁じられた“夢”の続きは
ただ白(雪)を　穢す様な
椿(君)を抱いて

出来る事なら　赦されるなら
思い描いた此の“愛”の結末は
ただ淡く　染まる様な
椿(彼)に抱かれて

禁忌(罪)の味にただ　犯されて…