あのそのあのこの


あそこの席のあの子は
いつも空を見て目が廻る
倒れゆく体を波にさらわれてなんのって
覚えてる日の影はもう消えている


ラジオ体操の
まぶしい太陽が
着てたTシャツを
貫いて心臓に穴を開けた


気がついて瞬いて
目が潰れてしまっています
目を瞑る瞬間を
また直視できない
奇麗事嫌いです
汚いのが好きなんです
またあのその子はあの子のなんとやら


そこの席のこの子は
黒板の文字を
綺麗になぞって殴って破る
削れゆくチョークの粉
体震わすあの日の夜


「まあ数学はいけますよ」
そう言ったこの子は
嘘を吐いた


ねえぐったりした目に
お薬を、目薬とか健全すぎる
つぶれた瞳に少女の血の汗
握られたナイフ
切り裂かれるジャック

ピエロは誰でしょう
明日何が見れるのかしら

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

あのそのあのこの

閲覧数:17

投稿日:2011/10/14 20:50:01

文字数:350文字

カテゴリ:歌詞

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