気付かないで　心に巣くう恐怖に
壊れかけの　　私に優しくしないで
結ばれない　赤い糸を指からほどき
消えられたら　そんな未来でいいよ

会いたくないと　　叫んだ私の
震える肩に　　　　手をおいて
揺れる視界に　　　浮かんだ影は
私の足元を　　　　崩していく

止まらないで　　　行き場のない
旅だとしても
確かに今　　　　　ここにいると
わかっている
息が切れて　　　　身体が
悲鳴をあげたら
いままでより　　　成長した
自分が見える

気付かないで　心に巣くう不信感に
壊れていく　　私はもう駄目なのよ
絡まっていた　赤い糸引きちぎって
消え失せるから　止めないで絶対

見たくもないと　　はらった代償
はらったのは　あなたといた時間
あと一歩なのに　止まる鼓動は
私の決定を　　　塗り替える

おいていって　　振り返ったら
戻ってしまう
思い出した　　　楽しい日々が
消えていく
確かにある　　　はずの記憶が
見えない私は
いままでとは　　全く違う
別の誰か