【走るビジネスウーマン編】
こんな夢に入ったときもあった。
其の時の夢主(ゆめぬし)は珍しく大人だった。
まあ、大人も見る人は夢を見るのだ。
其の夢はビジネスウーマンが颯爽と走っている夢だ。
ハイヒールを履いた、きちっとした黒のスーツに袖を通し、清楚な髪型の人だった。
軽やかに走っていた。
足元には七色に光る線がある。
その線を彼女は其のハイヒールの尖った角でスパッと切った。
其れは印象的だった。
丸でそれは、夢なんて無い。
現実を見ている女なのよ私はと、心の中で思っているかの様な、そんな踏み躙り方だった。
まさか綺麗に光る七色の線を踏み付けて切るなんて。
今のビジネスマン、ビジネスウーマンはこんな気持ちで働いているのかと思ったら、少し私の心が重く成(な)った。
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