フリック タップ フリック
ふやけた爪の先 ココロ躍らせながら
鏡の前の眩暈 クラクラ
フリック タップ フリック
覚えたての言葉 ココロ戸惑いながら
余白を埋めた匂い
思い出せるのは 窓の外くだり坂 足跡も消える
微睡み霞む夢の中 泥だらけの靴 忘れてたことばかり
空はいつの間にか
鮮やかに色褪せてく陽だまりを背に 僕を包み込んだ碧
遅すぎた始まりも 過ぎた季節も 日々を書きとめた想いも 記憶も
千切れた雲の下 喉を締め付けていた 物語の終わりは
面影も その声も いつか霧の中 巡る日々の途中
向かい風の中 ただ もつれながら駆けていく
ひとり俯きながら 急いで息を止めた 望み通りの世界を描いた
聴こえてくるのは 掠れた声 重なる足音も消える
彼方に霞む夢の中 乾かない髪 気が付けばいつも同じ
空はいつも間近 ここまで来れば
二度と戻れなくなる事も知らないで
満ちた世界の片隅で綴る 汚れたままの指先で
街並みを 行き先を 凪いだ並木道を セピアの甘い過去を 孤独を
千切れた影はやがて 融けていく 物語の始まりのように
後悔も 間違いも すぐに霧の中 巡る記憶ひとつ
いつまでも続く坂道を
フリック タップ フリック
動き出した 時針の先 急がなくちゃ さあ
ココロ フリック タップ フリック
回り道を 遠回りを 未来へと 歌いながら
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