ここに咲いていた綺麗な“蕾”をしっているかい? そう、蕾のまま咲いていたあの勘違いを、君は知っているか?
残念だが、ボクは知らない。ここに咲いていると聞いて、はるばるやってきたというのに、ここに咲いているのは綺麗な向日葵だけ。
そんな中途半端な美しさをここで見かけなかったんだ。
だから、一度でもいい。
ボクに咲けない花を見せてくれ。
綺麗な向日葵でもなくて、コスモスみたいに可愛くもなくて、カスミソウみたいに誰かを引き立ててくれるわけでもない中途半端な美しさで、咲くことも適わなかった“咲いた”花をボクに見せてくれ。
君は、知っているかい? ここに言葉は無粋だっていうことを。
ボクは、瞳に焼付けに来たんだ。
不器用で
咲く事も出来なくて
何にも出来ないのに
とても醜いのに
誰よりも輝いている蕾を、ボクはここに見に来たんだ。
だから、改めて問おう。
君は不器用な花を知っているかい? ここで咲いていると聞いたんだ。
残念だが、ボクは知らない。
だって、ここにいる花はみんな、綺麗に咲いているのだから。
不器用な努力
努力にもいろいろありますよね。
自分は向日葵みたいに目だっていて、カスミソウのように周りを引き立てて、それでいて不器用な花に惹かれます。
そういう花って少なくはないと思うんです。
春紫?とかは、不器用で、人に馬鹿にされても必死に咲いていて、一人でも凛々しく綺麗な花をつけて、周りを引き立てることも出来る。
まぁ、通称貧乏草とか言われていますけど、そういうのを含めても自分は好きです。
好きなものの悪い部分の愛称や、人からの評価なんて気にしないでいいと思うんです。
がんばってる人がいたら、応援してあげてください。
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