あすこの燈(あかり)はまだ退かぬ笈(おい)の身よ
糸鋸(しのこ)も斯かりてまだ引けぬ錆の夜
いつかは舫(もや)いも繋(かか)りてまた船の軋む日よ
異体(いてい)の僕らはまだ惹けぬ人の世
掌は深空に 踵は遊ばせて ひとあし挟み 息吹を落とし
手首を反らせ 目を開けて て 僕らはまだふたり 夢を見て て
a sie manjia mie no cietero!
異端の足音を
裂け目 溶け落ちるまで
別れは待たないの?
a sie manjia mie no cietero!
異端の足跡を
継ぎ目 消え果てるまで
さよならは要らない!
往者の盛りはもう活かぬ街の灯よ
泥砂もぬかりてもう拔(ぬ)けぬ君の枝(よ)
互いに集りてもう経たぬ起始の日よ
花蓋(かがい)真盛(みさかり)てもう然(さ)らぬ意志の節(よ)
掌は深空に 踵は遊ばせて ひとあし挟み 息吹を落とし
手首を反らせ 目を閉じて て 僕らはもうひとり 夢を見て
a sie manjia mie no cietero!
史談の足音を
裂け目 綴じ終るまで
別れは待たないの?
a sie manjia mie no cietero!
異端の足跡を
継ぎ目 癒え果てるまで
夜明けは知らないの!
a sie manjia mie no cietero!
始端の足跡を
憂き目 冴え渡るまで
さよならは要らない!
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