1「あなたは何をしてますか?
どんなお仕事してますか?
新しい趣味は増えましたか？
人生を楽しんでますか？」

中学時代に出会った　「10年後の自分へ」
クラスメイト達は　スラスラと書いてた
「10年後」なんて思いつかない　想像もできない
手紙なんて書けなくて　空白の行だけ

増えていく期待 減っていく光
悩んでいる合間に　時間は過ぎていく
「将来、何になりたいの？」「どんな自分になりたいの？」
未来の自分なんて僕には　まだ見えないよ

心の中にある　未来地図
スタート地点しか描かれていない白紙の地図
僕だって描きたい　新しい自分像
未来の見えない未熟の僕は　何になりたいの？

2 時が経って十数年　僕もすっかり大人
汚い字で書かれてた　あの時の手紙
「未来の僕は何になってますか？」「幸せですか？」
今思えば笑ってしまう　あの時の自分

大きくなる社会 小さくなる未来
何もしないなんて　もったいないよ
数々の苦労して　高い壁にぶつかって
それでも僕は乗り越えたんだ　過去の自分を

描いてく　希望のペン
次々と形になっていく下書きの地図
つまづいて止まっても　再び走り出す
未来で生きる大人の僕は　心配ないよ

あの時まで真っ白だった　未来地図は
僕が何かをするたびに　描かれていく
挫折したり心折れたり　諦めかけたこともあった
必死にもがき続けて　ここまで来たんだ

しわくちゃになった　未来地図
いろんなことがたくさんあった僕だけの地図
振り返って思い出して　今までの自分を
「未来なんて見えない」なんて　笑っちゃうな

地図の余白はまだある　何を描こう