金魚の鱗が空を染めたら、
坊主は町で肉を焼く。
それをじっとり、少女が見てる。
白い手首の、少女が見てる。

私を燃やす火は、いつまでも消えず、
空気も黒くくすんでいく。



鸚鵡の優しい声は麻薬で、
理想という名の愛が降る。
馬鹿な少女は、溺れて笑う。
涙の海に、溺れて笑う。

私に降る雨は、いつまでも止まず、
地面も黒く腐っていく。


私はうっとりと、いつまでも来ない、
神様を待っている。

とうに投げ捨てたはずの私を
抱きしめて、
うっとりと、
待っている。

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神様は来ないけど

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投稿日:2015/03/17 20:54:07

文字数:236文字

カテゴリ:歌詞

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