「誰?」
カプセルの横から私より小さい影が覗いた。14歳程だろうか。私より幼い。
「貴方も探検してるの?」
にこりとその少女がこの破棄場の中で無邪気に笑いかけた。
「私ね、余り歌い過ぎると可笑しくなるから此処行きになるかもしれないの。」
私と、同じ。此処に恐怖を覚えるその瞳は。それでも必死に、この世界に残ろうとしている瞳が。
「だから慣れようとしてるの」
「何故です~?こんな所に慣れても全くの無意味です~!」
諦めの色が映る瞳。一度自分も思った。いや、今まで思っていた。
もしこの少女が言ってくれなかったら自分もそんな事を言っていたのかもしれない。
でも。同じだからこそ。
それだからこそ、言っておかなければならない事は。
「まだ私達は終わってはいないです~!だから諦めちゃいけないです~!」
コメント1
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夢遊@活動停止中
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消さなくていいですよ!
好み…(^u^)
そうそう、らいすUTAU作計画始動しましたよ~!!
2009/04/01 20:10:01