装えないから
僕は誰にもなれないんだ
偽れないから
僕は個にもなれないんだ
月にかぼちゃの
紋章が浮かぶ夜にも
装えないんだ
みんな装ってしまうから

捻じ曲げられた談笑すらも それ以上に折れ曲がった僕にはかなわない
"海の向こうじゃそんな事はない" information makes a shadow die

いても迷惑にしかなれない 分かってるから僕は 折れ曲がってるんだよ
"オバケから身を守るために" 要は僕を寄せ付けないためなんでしょ

何者 僕は ありもの だけで縫い合わされた
飽き性の 神様は 愛しようとも しなかった

雑踏に消えていく 僕は水酸化物
コスモポリタニズムが 浮足絶たせてくるんだ
人混みじゃ誰も彼も 皆水酸化物
顔と名覚えられることもなく 個を重ね着していく
10月の夜

何者?僕は 愛想も 尽かされてここまで来た
相性が 悪すぎた だけなら どんなによかった?

何者?僕は ありもの だけで縫い合わされた?
飽き性の神様が 解消していく自尊欲

丁度いい季節 僕にはそう思えないけど
世間一般的には その通りって言うらしいんだ
今日ぐらいは 当たり前が 薄れてほしくっても
装いと偽りが ただ一つ今宵の "当たり前"
雑踏に消えていく 僕は水酸化物
コスモポリタニズムが 浮足立ってるんだ
常識も存在も 薄いのは自分の方さ
薫る香水に かき消されて 街に 呑まれていく

装えないから
僕は何物にもなれなかった
偽れないから
僕は個にもなれなかった
月からかぼちゃの
紋章が消えた朝
昨夜蝙蝠だった小鳥が
また
鳴いていた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

何者

ハロウィンですね。

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投稿日:2022/10/31 15:27:14

文字数:683文字

カテゴリ:歌詞

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