銃声がする

焼けるように熱い鉛玉が胸に打ち込まれる音

子供の悲鳴は高く

そして残酷で

君はそんななかでも笑ってる

痛い

痛いよ

そんな声がまるで耳に入らぬかのように

うっすらと笑い続けているのか

でも私の瞳に映った君の顔は

泣いているかのようで

「泣かないで。そんな顔をしないで。」

私は彼の下まで這っていき

「辛いね。辛いよね。人を殺すのは、辛いよね・・・」

ふと

彼の顔を見ると

真っ直ぐどこかを見つめたまま

涙を零していた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

嘆きと、嗤いと。

もう苦しまないから、さぁ、逝こう。

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投稿日:2009/08/03 13:30:19

文字数:231文字

カテゴリ:その他

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