都会の高層ビルに舌打ちをして 満員電車
頭ん中で愛とは何かと問うもお手上げだ
願いが叶う度どこかで誰か泣いていた
幸とはなんだ 仏頂面で睨むラベンダー
初めから知っているんだと開き直った

どっか遠くへ行きたいと呟く度に狭くなる視界に朦朧とする意識
見下ろすことが何よりの餌だと笑う博識
あいつにだけはなりたくないと必死

もうすべて燃やしてしまえとこの部屋に火をつけた

死にたい 死にたい そう唱えて深呼吸
六道に落ちてまたリセットさせてくれ
死にたい死にたい そう唱えて深呼吸
身の程知らずはどっちだよ


トイレの個室で人類滅亡計画
スマートフォンを眺めて舌足らずと明白
全くもって楽しい今日と言いながらゲロを吐く
独占欲と古参泥酔が何よりの欠落
理解し難いあの子の無垢

「楽になる」なんて保証もない
でも今すぐ楽になりたい
そんな時こそこの場に縋りたい

死にたい 死にたい そう唱えて七変化
できるだけ天国とやらに連れていってくれ
死にたい 死にたい そう唱えて七変化
正解だの不正解だの煩わしいんだよ


どうやらここらで潮時だ 朝も来なけりゃ陽も射さない
頭掻き毟って 転んで 投げ出して もう

死にたい 死にたい そう唱えていれば安心さ
この世界で生きるにはこの言葉が一番良い
死にたい 死にたい そう唱えて自分は行方不明
この世界の愛は 最も死に近いかもしれない

生きたい 生きたい それでも生きたい
もう愛なんていらない 私は天邪鬼かもね
生きたい 生きたい あなたの側で
真っ逆さまな心を魅せていきたいんだ