降り積もる凩の雨
淋しそうな音を奏でる
風吹いて空回りした
落ち葉の群れ最期も笑う

やがて砕け散るその身は糧となりて
染み込んだ土は栄え楽園へと変わるでしょう

気が付けば降る雨は雪に変わり
辺りを冷たく染め尽くしてしまう
白銀の華が空を飾る時
大地の御園も開花するでしょう



音もなく積もる綿雪
ゆらりふわり螺旋を描く
凍てついた言の葉も散り
淡く光る夜が囁く

響くその声に耳を澄ましたならば
いずれ訪れる春の芽吹きにも気付くでしょう

小春日の風が撫ぜて薫りたつ
大地の営み永久に巡り 続く
そしてまた育まれて花が咲き
慶び詠いて舞い踊るでしょう


桜吹雪が終わり葉桜へと化したら
灼けるほどの陽射しが世界を見渡す


移りゆく季節が魅せる姿は
何かを届けて心を染めさせる
何度でも繰り返すその景色を
幾年(いくとせ)瞳に映せるのでしょう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

SEASON

閲覧数:39

投稿日:2013/10/27 12:30:54

文字数:376文字

カテゴリ:歌詞

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