4月1日。エイプリルフール。
そして、今日は僕の親友の誕生日だ。
≪テト誕≫ 君にありがとう ≪エイプリルフールには何の関係もありません≫
「テッド~!今日のご飯は~?」
彼女――重音テトは階段を駆け下りながら叫ぶ。ドタドタと音を立てて走るテトに僕は半ば叫びながら答える。
「今日は餃子~!」
「本当!?」
テトは階段を数段ジャンプして下り、キッチンのカウンターに肘をつく。
「テッドの料理、美味しいよね~♪」
「テトも上手だろ」
テトの腕もなかなかの物だ。合作だったが、バレンタインのチョコケーキは本当に美味しかった。
実は、今日餃子なのには意味がある。テトの好きな料理は餃子だ。
誕生日祝いに僕から何かをしてあげたくて、餃子を作ることにした。
「テト、ユキたちに餃子を包む手伝いをしてもらいたいんだが、聞いてきてくれる?」
「分かった」
彼女は階段を一段飛ばしで登っていく。僕は餃子の皮の袋を開け、バットを用意する。
たくさんの人に手伝ってもらえると、仕事がはかどる。僕はユキたちを待っていた。
しばらくして、ドタドタと階段を下りてくる音がした。
「テッドさん、手伝いに来ました」
声の主はミク。他にもユキやレンたちが来てくれた。大人数だから、すぐに全部包めるだろう。
「テッド、皆手伝ってくれるみたい」
「うん。テト、ありがとう」
「どういたしまして」
皆で囲めるダイニングテーブルに餃子の具が入ったボウルと皮とバットを置く。
それぞれが椅子に座り、餃子の皮を手に取ったのを見て、テトも椅子につく。僕もそれにならった。
「テト」
「何?」
餃子の皮を持ったテトは僕を見上げてくる。
「誕生日おめでとう。いつもありがとう。これからもよろしくね」
テトは微笑んで、
「ありがと」
コメント3
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ご意見・ご感想
芽莉沙
ご意見・ご感想
メッセ返しを返す感じですみませんw
タメおkですか!
でわこれからタメでいくよ☆←
こっちもタメ&呼び捨ておkだからね!!(推す←
2012/04/03 22:08:41
美里
いや、いいんですww
わっかりましたぁ!じゃあめりさちゃんって呼ぶね!
2012/04/04 14:35:26
芽莉沙
ご意見・ご感想
何っ…?!恋人にはならないの?!
どういうことなの!←←
…と思って読んでみたら、すごくアリでした((ぇ;
親友同士っていいですね><
2012/04/02 11:02:06
美里
あー…
最初は恋人になる予定だったんだけど、なんか…ね…?
親友っていいですよね…!
あと、タメ口聞いてください。
2012/04/02 16:53:13
しるる
ご意見・ご感想
テトのかわいさは正義!ww
いいね、今以上を望んでない関係ってww
2012/04/01 18:19:36
美里
テトちゃんマジ天使!
あ、そう?よかったww
2012/04/02 16:51:45