数年前の冬、君は言った
「大丈夫だよ、本当さ」
籠の中で死を待つような暗闇をいとも簡単に
それから色々あったけど僕の原動力はそれだけ
誰のどんな言葉になんか負けないよう守っているよ
時は進み景色は変わる
夏と冬を繰り返して
記憶の向こう言葉の裏側
決して意味を無くさぬよに
あの時流した涙の本当の意味を変えぬよに
君が居たあの景色の色合いをしっかり守るよに
数年経った今、僕はここで
あの時の言葉を書いてる
一字一句この筆から出るもの全てが冬の血を引くんだ
だったら簡単じゃないか、全ては流れ始めてる
その勢いのまま僕に新しい景色をみせてくれよ
春は心に寄り添う歌を
甘酸っぱい花束を
夏は草木が踊りゆくよう
みずみずしい青春を
秋は枯れ葉の流れるワルツ
孤独に寄り添う優しさを
冬はあなたに想いを馳せる
届くことのない恋文を
00:00 / 02:55
ご意見・ご感想