a
雨中の帰り道に
君の赤い傘がまわる
栗毛色の長い髪が
スカートとともに揺れている
田舎駅で君は
楽しそうに話してる
灰色の雨に君の傘
アジサイとともに色を添える
b
眺める雨は好きよって
教室で笑った君の声
それは確かに僕に向けたもの
それは確かに僕だけのモノ
s
互いに伝えられなかった言葉は
もうリトライなんか用意されてなくて
共通の経由駅でも
偶然に会うことも許されず
それでも諦めきれず君を捜す
ネットの上で君は笑う
今日も君は綺麗になってく
今日も僕は過去を生きてる
b
僕が拵えてきた思い出と想いで
現在行方不明の現実が
温かい冷たさを囁く
右脳は暴れ続けている
c
あのとき君はなにを言いかけた?
あのとき君は。
嗚呼。嗚呼。
s
僕が滅茶苦茶に投げつけた想いは
もう受取人がいない世界へ消えた
共通の友人跨いでも
僕らはもう繋がれない
それでも諦めきれずに君を想う
たとえ君に会えなくても
コードレスで繋がってる
あの日のこと。
コメント0
関連動画0
ご意見・ご感想