かつてここに世界が一つ
螺子を回せばやがて二つ
重なる時が石を積んで
二つの島に橋を架けた
蒼い海に世界が二つ
種を植えればやがて三つ
絡まる枝を翼にして
高く空へと舞い上がった
wyra 歌え唱えたまえ
我らの大地を讃えし歌
古の声に導かれ
人は長い旅をする
想いを繋ぎ 命を紡ぎ
いつか来る さだめの日まで
太陽の目に映されながら
それは誰の始めたことか
今となっては知る者もない
一人の神が蓋を開けた
愛というものへの探究
彼女の息は世界を生み
真鍮の螺子が動き出す
輝く指は種を植えて
いつか命は歩み出した
wyra 遠く彼方響く
枯れゆく大地の涯のことば
恵みの手を離れた世界は
緩やかに滅び始め
瞬く星を数えるように
いつか来る 知の終わりまで
永遠のように営まれる
かつてここに世界があって
そんな歌を語り継ぐ
人という生き物があって
僕らを遺したという
古の声に導かれ
人は長い旅をした
想いを繋ぎ 命を紡ぎ
黄昏の さだめの日まで
太陽の目に映されながら
太陽の目に微笑みながら
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