凍える街ひとり歩く
踏みしめるとキシキシと鳴く
この先には何があるの
売るマッチも無い少女みたいだな
夢を運ぶには小さな背中
くたびれたコートのポケットには
lyric and …
思い出すよ
あなたの歌が
救いのない私を掬い上げた
かじかむ手に残された火を
握りしめて今を歌うわ
気づけばもう夜は途絶え
人と人がぶつかる音と
「すみません」と呟いた声が
街の白に彩りを添えていた
きっと今でもあなたはどこかで
届きそうな場所で笑っている
信じて
斜め下の
特等席で
眺めてたあなたの震う喉に
近づけたら変わったのかな
無意味な愚問を繰り返す
少女の歌が街中響く
溶けた雪が艶めくように
あぁ冷たい季節の片隅
誰も知らないあなたのことを
叫ぶ
忘れないよ
あなたの歌が
救いのない私を掬い上げた
かじかむ手に残された火を
握りしめて今日も歌うわ
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