作詞が趣味のOLです。
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十六夜の月
シルクの雲纏った
ゆらり揺れる言の葉
ためらいがちな目をして
寂しさに似た
絵画に火を灯す
これはあなたの孤独
塗りつぶされる心
日付はただの数字でしかないと云って
手帳に居座ることも出来ないからって...十六夜の月
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呑んだくれている火照り顔の
ジャックオランタン落ちた
稲妻の傷痕 それどっかの
メガネとオソロ
履き潰したカカトに
溶け出したマシュマロと
あの子の意味ありげな
八重歯が光る
Halloween party
言いたいことならいくらでもあるが...Halloween party
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ほとんどのことが嫌になった
旅に出れば少しはマシになるかな
ほとんどの人が思うけれど
いつものカバンいつもの場所へ行くの
電車に揺られる寝ぼけ眼
広告眺めて
帰ったら何から始めようか
散らかってる部屋の隅のレター
久々に読み返したら
泣けてしまうだろうか...ひとりごと
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迷い込む旋律の森で
産声を聞いたような
感覚に呼ばれながらも
振り向かず汚れ続けた
これはまだ知らない味で
たとえばあなたのようで
時として毒になるから
真空に隠すの
まとわりつく日常
振り払う腕に...一刹那
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凍える街ひとり歩く
踏みしめるとキシキシと鳴く
この先には何があるの
売るマッチも無い少女みたいだな
夢を運ぶには小さな背中
くたびれたコートのポケットには
lyric and …
思い出すよ
あなたの歌が
救いのない私を掬い上げた...マッチの無い少女
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君にだけ
内緒で心を渡すから
うなずく黒髪が揺れる
それが始まり
ただそれだけのこと
今ならばわかる
君と歩いてくには
1人分の痛みだけじゃ追いつかないらしい
俯いたっていいよ
難しい話も...ただそれだけ
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慣れない靴底で奏でる
速度の弱いリズム
はにかむ君 夏の装い
汗の粒を拭ってた
すれ違う人波
かき分けゆく
この先には
僕もまだ読めないシナリオ
待ち侘びる
手渡す想いはここにあるよ...線香花火
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半端な愛を結んで
ハッピーエンド迎えたいなら
それなりに覚悟して
墓場の前
誓うキス 上の空
いつかの誰か重ね出して
ダッサい展開 looting love ほら
来てよ早く
真実の愛はフィクション
馬鹿ね あなた目を細めて...枯渇
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断崖を望むロジャー
引き金に指
とっとと去れよダリア
ぶち抜かれるか?
のらりくらり
歩いてきた末路に鼻唄を
歪(ひず)むリズム
震えた喉 痛いほどにしみる希望さ
暁の歓声が背中押す
待っていてくれよマザー...暁
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窓を流れる外の景色せわしい
これからのこと考えてどきどきするな
肩に重くのしかかる自由たち
わたしの未来を決める明日が始まるの
どんなことだって出来る気がするけど
頭の中臆病な声がするの
耳を塞いでも鳴り止まないのなら
いっそ味方につけてしまえばいいじゃない
幸せの形いくつもあるよ
分かってくれない...東京エトセトラ
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朝の始まりを告げる雀に
預けた孤独を眺める子ども
握る左手は少し震えて
立ち止まるたびに励ます右手
いつかは遠いところから振り返り
笑えるようになるものよ と
強く強く刻まれた
あなたの愛で呼吸をする
この胸に残る優しい笑み
傷つきやすい僕のことを...深呼吸
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Ah 同じ窓に咲く
Ah 過ぎ去りし花よ
重ねた手で語らう
「今更」と嘲笑(わら)う
言葉はただの飾り
心を持ち込むなら
さぁどうぞ 月日を取り戻して
それらしい合図でそれらしく繋いで
Ah 誰も知らぬ日々
Ah 蘇る夜に...ラズベリー
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A
勇敢な戦士みたいに守ってゆけたら
まばたきの隙間に映るあなたのこと
「大丈夫」そうやって言うけどいつも消えるの
どこに行くのってわたしには聞けないから
B
苦しく笑う 果てが揺らいでく
またそのうち帰るからと煙草をふかして
湿度の高い夜に包まれる
まばたきの隙間こぼれて錆びたネオンの街に落ちる ...まばたき