いつも気にしている　ココロの片隅

彼の言葉が引っかかる　回想しては逆戻り
なぜか探してしまう　しまったはずなのに
また開けて　中を確認したくなる
無くしたものはないか

どこか上の空で　遠くを見ている
軽やかだった足取りも　速度を落とし
鳴りを潜めた
引きずるように進む　すり減ったのは靴底と...

いつも気にしている　ココロの片隅
たった3分で崩れていく表情　カップラーメンにも適わない
思いついたら　即行動だったのに
踏ん切りも　諦めもつかないままでいる
ココロの片隅で　腰を下ろしていた


過ぎ去った彼の声　触れた肌の熱を思い出す
伏し目がちな視線が　落とした影
消えてしまっても　痕だけは残してと
皮膚に　爪を立てる

ココロの片隅に　蓋をしても
湧きあがった気持ちは　噴きこぼれてしまう
勢いがあった　熱も
冷や水に消えた　ジュッと焦げ跡を残して

いつも気にしている　ココロの片隅
薄っすら立ち上った煙も　誰の心にも残らず消えていく
噂で踊るのは　ほんの一瞬で
毎日に飽きた人たちが　脚色しただけ
飾られた真実が　置いて行かれただけ
（With me）

手を振って　笑顔でサヨナラできたらいいのに
やっぱり　ヒロインにはなれないね
悔しくなんかないけれど　淋しいのよ。これでも
拗ねてみたくて
君に背を向け　歩き出せたなら...