【0:00~0:10】
軋んでいく心に夜明けを灯して
乾いた声よ、響け

【0:20~0:37】
掻き毟った頭の中
面影を探してる
空に触れた吐息だけそっと
憂いを吐く

【0:38~0:53】
雨除けの傘を広げ
雲間にこの泪を隠した
千切れてく言葉は愛と
嘘に塗(まみ)れてく

【0:54~1:12】
錆び付いた声で叫んだ
『コノコエガキコエマスカ？』
もうその瞳の先には
きっと
アタシは
穢れて見えはしない

【1:15~1:33】
常夜灯に照らされながら
虚ろに彷徨っても
雨模様は悪くなるばかりで
やるせなくて

【1:34~1:49】
アタシの握った傘に
手を重ね合った貴方の熱も
季節が過ぎていく度に
色褪せてしまう

【1:50~2:09】
愛はまるでメッキのように
もう剥がれ落ちてしまった
胸の痛みも想いも雨に
流れてしまえばいいのにな


【2:10~2:29】
ひとりで今も思い出すよ
優しい貴方の事
痛みはずっと増すばかりで
もう張り裂けそうだ




【2:46~3:03】
ポツリポツリと零れてく
泪があの日のように
劈く声でさえ空回り
雨音　アタシの頬を濡らす

【3:04~3:22】
喉が腫れるまで叫んだ
『この声が聞こえますか？』
貴方の瞳の先には
もうアタシは穢れて見えなくても

【3:23~3:40】
この声が届かなくたって構わないから
それでも…
信じて、この愛には
偽りがなかったことを