<1A>
紅い花びらが 水面に触れて
映る表情を 歪ませてゆく
<1B>
くるくるりと 風車は雲を呼び
鮮やかなる 宴が今宵始まる
<1S>
刹那の魅惑 灯火揺らす
逆巻いた生命[イノチ]の万華鏡
私も焦がす 鼓動を散らすように
紅の小さな 蝶になろう
衝動の 花嵐よ
<2A>
舞い上がる色は 美空を覆い
外界[ソト]の喧騒を 隠してしまう
<2B>
ゆらゆらりと 数え唄は耳元で
雅やかな 盃そっと傾け
<2S>
甘美な香り 輪廻を巡る
帰り道失う下駄の音
私が辿る 運命[サダメ]をなぞるように
笹舟が朧に 飲まれてく
幻想か 花嵐よ
<3S>
日輪を偲ぶ 鬼火のもとで
花びらの擬態[マネ] 幾千の蝶
一片ふえて 何処まで向うのか
常世の果てまでも 踊るのか
酔狂な 花嵐は
陽炎と共に消えた
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
あかいはなびらが みなもにゆれて
うつるひょうじょうを ゆがませてゆく
くるくるりと かざぐるまはくもをよび
あざやかなる うたげがこよいはじまる
せつなのみわく ともしびゆらす
さかまいたいのちのまんげきょう
わたしもこがす こどうをちらすよに
くれないのちいさなちょうになろー
しょうどーのはなあらしよ
まいあがるいろは みそらをおおい
そとのけんそうを かくしてしまう
ゆらゆらりと かぞえうたはみみもとで
みやびやかな さかずきそぉとかたむけ
かんびなかおり りんねをめぐる
かえりみちうしなうげたのおと
わたしがたどる さだめをなぞるよに
ささふねがおぼろにのまれてく
げんそーかはなあらしよ
ひのわをしのぶ おにびのもとで
はなびらのまねいくせんのちょう
ひとひらふえて どこまでむかうのか
とこよのはてまでもおどるのか
すいきょーなはなあらしは
かげろーとともにきえた
花嵐
【埋没作】
misa(くるりんぱP)様 http://piapro.jp/t/k-3c へ応募。
勝手に和風にしてしまいました。でも和風は書いていて楽しいです。
「私」は多分神隠しにあいました。花嵐は本来、桜が強風で散ることを指しますが、作詞イメージでは椿に近い赤の花が視界いっぱいに散っていってます。
どーでもいいことですが、
自分、ひらがなver.をつけるのは初の試みです。
「-」表示は曲の音自体が伸びているので1音に数えていません。逆に「ぉ」は「っ」に音を入れたかったので書いてみました。
「は」「を」なんかはそのままです。
コメント0
関連動画0
ご意見・ご感想