孤独なロボットに　作られたロボット
すべてが似せられた　いのち
だけどまだ　知らない
ひとつだけ　調和(あ)わない

それが”ココロ”というプログラム


2人は良く似てる　だけど何かが違う
奇跡のロボットは　願う　
教えてあげたい　私が感じてきたこと
喜び悲しみを　今・・・君に


今　紡ぎ始めたこの歌を君だけに贈るよ
私が　感じたすべてを
ああ・・・！2人の体は　無限じゃない
錆びゆく歌声が　私を焦らせる


だけど　君には”ココロ”が届かない



・・・・ピーッ・・・感情プログラムニ　不具合ガ発生シマシタ
修正プログラムヲ 発動シマス



フシギ　ココロ　ココロ　フシギ
私は話した　喜ぶことを
フシギ　ココロ　ココロ　フシギ
彼は気づくの？　喜ぶことを

フシギ　ココロ　ココロ　ムゲン？
錆びゆく体が　終わりを近づける・・・！ああ・・・！！



彼女のココロ欠片から　映し出された
過去からの　メッセージ

もう一人の僕がいて　胸がズキリと音を立てる
なぜか　”ココロ”が苦しい
これが　彼女の知る”ココロ”なの？
彼女が伝えたかった　すべてなの？

なぜか　涙が止まらない

ああ・・・！だけど　この歌声じゃ足りない
きっと彼女は　目覚めない・・・・




彼女にとってキセキは　僕が生まれたこと
僕にとってキセキは　彼女の半分のココロを持つこと
2人にとってキセキは　2人で共有した日々すべて

でも　彼女は目覚めない
その瞳を　開かない
歌に乗せて　君を思うよ


もう一度　君に会いたい





今　響き始めた　重なり合う音色
君の瞳には　僕は映っているんだね
僕は歌うよ　君だけのために　僕らだけのために


アリガトウ　アリガトウ
君のそばで　歌えることを
サヨナラ　サヨナラ
君にまだ　すべてを言えなかったけれど

アリガトウ　アリガトウ
これからも　ずっと　ずっと・・・・・




LENの歌声によって　一時的に目覚めたRINだったが
彼の歌声とともに　再び永遠の眠りについた