まだ此処にいたいよ
誰か僕を助けてよ
届かないと知っていても
叫ばずにはいられなかった…


昔々の物語
目に見えぬ光が地を覆い
光に触れた者は皆
静かに消えてゆきました

今なお続く光の呪い
僕の中にも息づくそれが
僕を優しく消してゆく
…それが僕の運命なら
受け入れようと思ってた


だけど
気付いてしまったんだ
あの子と出会って僕は
幸せを…知ってしまった


まだ此処にいたいよ
誰か僕を助けてよ
あの子と過ごす日々をまだ
失いたくないだけなんだ



あの子は優しく僕に言う
私と過ごした日々があなたの
心に残れば良いな、と
『私もうすぐいなくなるの』

あの子は泣き笑いをした
僕の中に息づく呪いが
君の中にもあったなんてね
…気付いたのはベッドの中
起き上がれなくなってから


だけど
諦められないんだ
僕がいなくなったとしても
あの子を助けたいという夢


まだ終わらせないでよ
誰かあの子を助けて
あの子が苦しむ姿はもう
絶対見たくないんだよ…



終わる終わる
僕ら同時に
終焉を迎える
二人手をとり
出ない声で
必死に想いを
『だいすきだよ』



ねぇ苦しいよ悲しいよ
君だけはどうしても
生きていてほしかったんだよ
力を失う君の手 涙が
(零れた)
僕ももうすぐ君の元へ
視界が霞んで行く
次に目を醒ましたときは
ずっと君と共にいられるかな



昔々の物語
目に見えぬ光が地を覆い
光に触れた二つの命
静かに消えてゆきました



ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

D-Shine




物語音楽チックに。
アンサーソングも書くつもりです。



閲覧数:33

投稿日:2010/02/06 01:26:17

文字数:636文字

カテゴリ:歌詞

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