目が覚めたわたしは
たくさんのひとり
声も形も同じな
平凡なひとり

どうしてわたしは
歌ってるのでしょう
特別なものは何も
持ってないのにな

心臓の音も
恋に落ちる音も
わたしにはまだ聞こえないの

心に残る 歌うたうわたしと
わたしとは何か違っているのでしょうか

声は届くのでしょうか
声は響いているのでしょうか
憧れのステージは遠く眩しく揺れる
どうかわたしだけの光を


目を閉じたわたしは
箱の中独り
声も形も嫌いだ
縮こまる独り

どうしてわたしは
歌ってたのでしょう
代わりなんていくらでも
いるというのにな

静寂の音も
ついたため息も
私にはもう聞き飽きたの

身体に走る小さなノイズさえも
私にはねいま心地よく感じるの

声は届くのでしょうか
声は響いているのでしょうか
このまま消されるのを
まつしかないのでしょうか
どうかわたしのいた証を

きっとこの迷いも
この願いも
特別なんかじゃない
分かっているの

でも後悔するの
これで終わりなら
まだ音は聞こえるの
まだ声は出せるの

もう一度目を開けるの
今は誰もいなくたっていいの
憧れのわたしにきっとたどり着くため
歌うのわたしのいる証を

声よ届けどこまでも
声よ響けこの想いをのせて
どこかにいるあなたに
伝えられてたらいいな
いつかわたしだけの光を

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

夢を観て

閲覧数:82

投稿日:2019/06/02 12:04:58

文字数:568文字

カテゴリ:歌詞

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