悪魔の居る教会第4節
「悪魔と小さい子と無口天使」

「ふうう…メイズィさんが来てから結構楽になりましたね」

「結構この教会も綺麗になりましたしね。クミ・ライさんは?」

「クミ・ライは家に帰ってますよ?リメイルさんとリネイルさんは、アトリエを此処に作るとか言って、アトリエを作る準備をしています」

私達は、教会の掃除をしていました。
クミ・ライやリメイルさん達がいないので、2人で座って休憩していました。

「この教会の名前って、何ですか?」

突然、メイズィさんは私に尋ねてきました。

「…何でしょう?私にも…分からないんです。ただ、私はお母さんと此処に居た記憶しか…。お母さんがこの教会の名前を呼んだ事は無かったと思います」

「…そうなんですか…。あ、多分、建物に書いてあるのだと思いますよ」

メイズィさんと私は、教会の前を見ていました。
そして、見つけたは見つけたのですが…。

「…読めませんね。古すぎて文字が崩れています」

「…辛うじて、少々文字は読めます…『う//教/』…う…なんでしょうか?」

その看板はかなり古く、文字が読めない状態でした。

「それ、うた、教会」

「…?」

後ろから突然声をかけられ、びっくりして振り向くと…。

「…こんにちは、私、マリリア。私、貴方、見る、来た」

「はい?」

其処には、天使が立っていました。

*****************************

「あれ、冷菜マスター。それ…どうしたんですか?」

私は、冷菜マスターのところに戻っていた。
そしたら、冷菜マスターは何だか人形の様な物を手に乗せていて、私は気になって聞いてみた。

「あ、これ?う~ん、何だかラルが連れて帰ってきたんだけど…急用が出来たみたいで直ぐ行っちゃってさ~。私に突然預けられたんだけど…」

「ちょっと、れっきとしたVOCALOIDにむかって『それ』っていうのは聞き捨てならないんじゃないかなっ!」

「うわっ!喋った!」

その冷菜マスターの手に乗った人形の様な物は、突然喋り始めて、私はびっくりした。
ミクのような風貌をした少女は、私を見て「ふん」と言うと、私に突然話しかけてきた。

「喋るよ!普通に。で、今からどこか行くの?」

「…ああ、これは、まあ…友達の所に…」

「あ、そうだクミ・ライ。ユキノちゃんの所にこの子連れてくってのはどう?此処だと大所帯だから籠にでも入れとかないと…色々潰されかねないじゃん?」

「まあ、確かに…」

「ってわけで、お願いっ!」

「あんたは何勝手な事してるのよ…」

「いだっ!」

丁度通りかかったラルさんが冷菜マスターの頭を軽くチョップする。

「まあ、クミ・ライとメイリィが良いのなら良いんじゃないかしら?」

「私行ってみる!どんなところなのかな~」

メイリィの目は凄く輝いてる…。

「じゃあ、行くよ?メイリィ」

「うん!」

私達は、ユキノの所に行く事にした。

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悪魔の居る教会第4節「悪魔と小さい子と無口天使」

久々すぎる…。

閲覧数:72

投稿日:2012/09/02 12:11:10

文字数:1,243文字

カテゴリ:小説

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  • tako

    tako

    ご意見・ご感想

    何か余裕で十字架にミクがくくりつけられてそうな教会ですなwww

    2012/09/02 13:02:19

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