「ちょっ!レン!そろそろおろして!」

「あとちょっとだから待て!それと叫ぶなっ!」

だって校舎内でおんぶは結構恥ずかしいと思わない?(誰に聞いてんだか………

「チャイムなるよー!急いで!」

キーンコーンカー「「「間に合った!?」」」

「えっと、おはようございます。初音さん、始音君、鏡音さん、鏡音君。間に合ってますから早く席に着いてください。」

先生!?何流してんの!?それとみんなの視線が痛いよ?(特に女子

「リン、間に合ってよかったね♪」

「みんなの視線が痛かったけどね……。」

「しょうがないよぉ☆リン、走れないし♪あっ、あたし仕事あるんだった!じゃ行って来るわね♪」

「行ってらっしゃーい♪」

はぁ、ミクもいなくなったしレンもいないし暇だn「鏡音さん、ちょっといい?」

誰……?って思ったら女子10人くらいに囲まれてた。私、なんかやったっけ?

「鏡音さんって鏡音君のことふったんだよね?」

「は……?ふったっていうより別れただけだけど?」

「別にそんなことどうだっていいのよ!今朝のはなんだったかっていうのが知りたいのよ!?もしかしてレン君がまだ好きでいてくれてるとでも思ってるとか?」

バカみたいとか言って笑っている女子達にムカついてきた。

「バカみたい!もうレンとは別れたし好きじゃない!!むしろ顔も見たくないくらい嫌いよっ!?」

大声で叫びすぎた?すっごい静かになっちゃった……。

「………。ごめんな……リン。迷惑だったよな………。これからは気をつけるから…。」

えっ!?レン!?もしかしてレン、今の聞いてた!?さっきまで教室にいなかったはずなのに……。

「レン!ま、待って!」

レンは待ってくれなかった。
そりゃそうだよね……。あんなひどいこと言っちゃったんだし…。

「あーあ、逃げられちゃった♪」
ただでさえ自分の言った言葉で胸が痛くなっているのに、周りの声が心に刺さる。痛くて、苦しくて涙が出てくる。

「うるさいっ!もうやだ………。どうしてこうなっちゃったの……?」

「リン、たっだいま~………って何!?あんた達!何リンのこと泣かしてんのよ!」

「はぁ?鏡音さんが勝手に泣いただけだし!」

「あんたらが泣かした以外に何があんのよ!?リン、保健室行って休んでたら?先生にはあたしから言っておくからさ。」

「うぅっ……ミク………。ありがと……。」





「失礼します……。」

「あら、鏡音ちゃんじゃない!足の調子はどう?………ってどうしたの?」

「う、うわぁぁあん!せっ、先生、私、私っ……。」

「大丈夫だから落ち着いて話して?」

「わ、私、大切な人に嘘でもひどいこと言っちゃったの!どうしよう!」

「ふふっ……大丈夫よ。まずは謝りなさい?きっとその人なら許してくれるわ♪」

ひどいこと言っちゃった。どうして素直になれないの?
胸が痛くて、嘘でもあんなこと言ったのが悲しくて涙が止まらなかった。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

いじっぱりな私 14

打ち終わったのに間違って戻るを押したっていう………。1回消えましたね。

よんでくださった方ありがとうございました!

閲覧数:337

投稿日:2010/04/13 22:36:17

文字数:1,241文字

カテゴリ:その他

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