僕の研究によれば
あなたの存在価値なんて
ほとんど無いに等しいはず

だったらあなたは最初から
いてもいなくても同じだから
僕があなたのことを
なかったことにしてもいいですよね？

「きみはいつもそうだ」って
あなたが笑う

でも
僕の「いつも」なんてさ
あなたからのパクリものだよ？

ナイ、ナイ、ナイーブ
僕の心は
雨と一緒に落ちてく
イナイ、ナイ、バーって
茶化してみせて
こんな憂鬱晴らすみたいに

この統計に基づけば
人の記憶なんていうものは
とても曖昧模糊なんです

だからあなたは誰にも
いるいないだの思われてない
僕の目の前にいる
あなたも幻かもしれない

ほらねそうだった
こうやってあなたをなかったことにして
「あなた」を証明できる人なんていない
あなたはどこにもいなかった！

“きみの中にいるじゃないか”

ナイ、ナイ、ナイフで突き刺してた
求めたあなたのこと
いない、いない、いないよ
あなたはどこにも
僕の中にだけしかいないよ

ナイ、ナイ、ナイーブな
僕の心も
雲と一緒に去ってく
イナイ、ナイ、バーって
茶化してみせる
そんなあなたの嬉(うれ)い顔

この中でずっと
きみと僕とふたりきり
一生踊っていようね
イナイ、ナイ、バァ。