「ちょっとぉ!言っちゃったってどういうことよっ!?!?」
「だからごめんって!!付き合ってたから言ってもいいと思ったんだ!」
「いいわけないでしょ!?何の為に入院してるってこと黙って別れたと思ってるのよ!?」
「リンっ!そろそろカイトが可哀想だから!」
「ふざけんじゃないわよ!バカイト!あんたなんかバカで十分よ!」
「ちょっ、先に土下座しとくから!もう怒んないで!それとリンちゃんの態度、だんだんひどくなってない!?」
ひどくなって当然じゃない!?だって好きなのにあんなひどいこと言って別れたのに!
しかも『先に土下座』って、今さら遅くない!?普通に先じゃないでしょ!?
バタバタバタ
なんか誰か走ってるわね……。誰か危篤なのかn「リンっ!」
誰よ、こんなに人がイラついてるときに入ってくるの!?
「えっ………。レン………?」
そこにいたのはレンだった。
……。まず、ひどいこと言った相手。
それに加えて今の状況。カイト→土下座。ミク→泣きそう(少し泣いてる。
…………。うん。気まずい……。
「リンっ!大丈夫か?このバカから聞いてすごい心配だったんだぞ?」
「な、なん………で…………?」
どうしてひどいこと言った私を心配してくれるの?
嬉しいけど、もう元には戻れない。戻っちゃいけない。そんなの、私が許せない。
「どうして来たのよ!?私はレンなんか見たくない!会いたくなんかなかった!!!」
レンはうつむいたまま。
なんで私は傷つけることしか言えないの?
「早く……出てってよ………。」
「……。そう……だよな………。カイト。行くぞ。悪いんだけど、初音は残ってくれるか?」
「あっ、うん。ほらっ!カイト立って?」
「じゃあな。」
「…………。」
「また、来るから。」
答えることができなかった。
来ないでほしい。だってまたひどいこと言っちゃうから。
また、来てほしい。だって、まだ好きだから。
自分でも矛盾してるって思う。
どうして私はこんなに意地張ってんだろう……?
「リン?泣いてるの?」
「えっ!?あ、ホントだ。」
頬を触ったら涙が伝ってた。
気付かないうちに泣いてたらしい……。
「あっ、ご、ごめんね……。」
「謝ることないよ。レン君もカイトも帰ったから。泣きたいだけなきな。ねっ?」
「っ………あ、なんでっ?ミク……なんで、私……こんなことしか言えないの?」
「大丈夫♪リンはがんばってるから!いつか素直になれるときがくるよ♪」
「み、ミクっ!あっ、ありがと……」
「泣きたいときは泣いたほうがいいのよ?」
そう言われると涙が溢れだしてとまらなくなった。
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ご意見・ご感想
saki
ご意見・ご感想
はじめまして!sakiと申します。
このお話を読んで
思わず泣いてしまった1人です。
リンちゃんなかなか素直になれはせんね…
はい!皆さんで叫びましょう!!
「バカイトォォォォ((自重しろ
すいません、暴れました…orz
次のお話も読んできます!!!
2010/04/05 22:11:22