メンヘラティティ

詞・曲:●ES●A●EN●

わたしの前に 鏡に映る等身大のワタシがいた
ふと気付けば 360度 総数約14人
どうしてやろう? 右腰にはシグ・ザウエルP229
「これがあれば、わたし無敵。逆らう者は消しさるわ」

鏡に映ったワタシはわたしと違った
悲哀と侮蔑の顔でわたしを見ていた
視線はわたしの心の臓をえぐるようで
わたしの手脚は「あいつら、抹殺したい」と震えた

銃の装弾数は14発 今ならおそらく全員殺せる
あいつらはわたしに抵抗しない なぜならわたしがワタシの絶対
「だから出てくんな、こっち側来んな、お前はわたしじゃない!」

消えて 殺してあげるわ すぐに わたしがわたしのために
I Point the Gun 鏡のワタシに 「ごめん……」

撃てば撃つほど 殺(や)れば殺(や)るほど 鏡のワタシは増えていった
撃てば撃つだけ 飛び散り返る 硝子片が突き刺さる
わたし気付いた いつの間にか14弾はなくなってた
消せた“ワタシ”はたった“14” 残された者が蔑む

「どうしてこうすることしかできない?」のだと
「どうして認めてやることできない?」のだと
ワタシは後悔しているわたしを責めよう
当然のことだ だから切り傷がこうして身体に刻まれていくの

いつの間にかわたしの周りは 罅割れ鏡のワタシ
愛すあまり傷ついたフェイク

愛せ 抱きしめてあげる 悲しい表情(かお)なんか見せないでよ
消えて この硝子の壁
「消えて……」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

メンヘラティティ

初音ミクオリジナル曲「メンヘラティティ」の歌詞です。

閲覧数:191

投稿日:2012/01/05 00:19:41

文字数:634文字

カテゴリ:歌詞

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