僕の名前はサテリアジス・ヴェノマニア

今は,七つの大罪のうちの一つ,色欲に取り付かれているんだ



だが,大丈夫
僕は,それによって快楽を得ているのだからな!

わーはっはっはっはっはっはぁ!!














「ねぇねぇ」



僕の傍らにちょこんと座っている彼女

この子は,先日招待した子だ
とても,可愛らしい……




何より,他の女性たちとは違うところが……



「おにーちゃんはさ,このひろーいおうちでさみしくないのぉ?」



他の女性たちと違うところ……



「おにーちゃんがさみしいんだったら,ユーキはいつまでもおにーちゃんのそばにいるよ?」




……そう,年齢




違う!
僕に,そういう趣味があるとかそういうわけじゃないんだ!!

ただ,街を歩いていたら一目惚れしてしまって……









誘拐?
何のことだい?

僕の知ってる「ゆーかい」といったら,最近動画で見る,首を絞める夢を見る歌ぐらいだよ?




幼女?
はは
それは何だい?

僕の知ってる「ようじょ」と言ったら,アレだね
血縁関係ないよーっていうやつ



























「ねぇ,おにーちゃん」



……『おにーちゃん』
素晴らしい言葉だ…………



「ユーキね
 もうそろそろおねむのじかんなの」


「そうか」


「どうしたの?」


「今日は,おにーちゃんと一緒に寝ようか」


「やったぁ」



僕は,今日,この子の涙と血を見ることになるのだろうか……



「ねぇ,おにーちゃん?」


「うん?
 どうした?」


「あのね,えーっとね」



うんうん?
どうした?



「んーっとねー」



首を左右に傾げて,何かを思い出そうとしているみたいだ

……可愛い



「あ,そうそう
 ぐみなおねーちゃんから,きいたんだけどね」


「グミナ?」



僕の幼馴染にして,初恋の相手だ



「おにーちゃんって,ろりこんなの?」



……



「おにーちゃん?」





分かってる
ユーキには全く悪気は無いんだ

その言葉の意味を分かっていないんだ
だから,こんな純粋な目でこの質問が出来るんだ





「ち,違うよー
 きっと,グミナは何かを間違えちゃったんだよー」


「でもねでもね,ぐみなおねーちゃんはね
 『さてりあじすは,ゆーきちゃんをみるときだけめがかわる』っていってたよ?」





グミナァァァ!!
お前は,僕をどういう風に見ているんだ!?





「ねぇねぇ
 ろりこんってどーゆーいみなの?」


「ゆ,ユーキのことが大好きってことだよ」



……間違ってはいない…………よな?



「ほかのおねーちゃんたちよりも?」


「うんうん」





「え,ひくわぁ……」





「え?」


「ん?
 なーにー?」



今,惡魔より恐ろしい何かの声が聞こえた気がしたんだけど……
これは,気のせいだよね?



「ねぇねぇ,はやくねよーよー
 ユーキ,もう,ねむいのー」



そうだね
まぁ,今日は寝れないと思うけど……














「ねぇ」


「んー?
 なぁにぃ?」



僕は,ユーキが
「ねぇ,ねるまえに,ほんよんで」というのでベッドの上で本を読んでいるわけだったのだが……



「今夜はさ,ユーキをいつもとは一味違う世界に連れて行ってあげるから,
 本はこの辺で終わりでいいかい?」


「えー」


「大丈夫
 きっと,こんな本より楽しいはずだよ」


「わかったー」



そう言うと,彼女はベッドの中にもぞもぞと入っていった


はは
それでは,今宵も始めようか










僕が彼女に触れる


ボスッ!!



「う……」




声が漏れる


み,鳩尾が……









「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」


「あたしにふれようなんざ,ひゃくねんはやいのよ!」


「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい……」


「あたしの【ピー】は【ピー】で【ピー】かもしれないけど?
 だけど,それはないんじゃないの?
 えぇ?」


「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…………」


「それにさぁ……
 あたしの【ピー】は,やっぱ?
 あくまなんかには,あげたくないし?」


「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい………………」


「それに?
 あんたの【ピー】は【ピー】でさ?
 【ピー】なわけでしょ?」


「……ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい……………………」


「だから,おねーちゃんたちもアレなんだよ」


「…………ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…………………………」






子供って,こんなにも怖いものだったっけ?




















「で?
 ひとあじちがうせかいってなに?」


「……」


「もしかして,アレのよていだったわけ?」


「……」


「としそーおーのことをしなさいよ
 あたしのとし,かんがえてみて?」


「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」








その夜は,当然何も起こらず,ただただ,10以上したの子供に説教されるというおぞましい体験をした



















それ以来,僕は子供が苦手です。。

とくに,ちょっとませてくる年頃の子


確かに,とっても可愛い
襲いたくなる
テンション上がる

純粋な子なら……





ませ子は無理です

喋れません
触れません


うぅ





惡魔の力は,ちゃんと発動してるんだよね……?

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

負けるな ヴェノマニアくん!×小さな彼女

ここまで読んでくださった貴方
ありがとうございます!


まずは素晴らしき原曲様
http://www.nicovideo.jp/watch/sm11519178




どんどんサテリアジスが変態ヘタレになっていきますww……


今回の,女性はnot主要4人です!

感想の間に流れる誘拐リスト
アレの2番とラストの間に流れる方です
あれの4人目ぐらいからネタっぽくなってきて……

『アンリー=スイーツ』 名前は別に良いんですけど,年齢が62歳……
『ネルネル=ネルネ』 お菓子
『ユーキ=カイナ』 おそらく,9歳なのでしょうねw
『ジョセフィーヌ=フランソワ』 お馬さんですか?


みたいな
で,その中のユーキを使わさせて頂きました


「どんなキャラにしてやろうか……」と思いましたが,純粋からのギャップ有の黒い子になりました!




ご意見・感想いただけると,嬉しいです
よろしくお願い致しま

閲覧数:1,787

投稿日:2011/04/07 18:40:19

文字数:2,626文字

カテゴリ:小説

ブクマつながり

もっと見る

クリップボードにコピーしました